先日、雲南市立吉田中学校ででVR体験会をしました。
弊社のある奥出雲町の隣町にある、全校約30人の小規模な中学校です。
島根発の最先端技術コンテンツ体験
今回の体験会は、全校生徒+保護者の参加する研修会、という場でVR体験させてほしい、というPTAの方からの要望で実現しました。
当初から、「VRどじょうすくい DOJOS」を体験してもらうということは決まっておりましたが、それだけでは順番待ちの間に手持ち無沙汰になってしまうことが問題です。
そこで考えたのが、松江高専のMRコンテンツ「ANIMAL CAPTURE」です。
後述するように、このコンテンツは私もサポートさせてもらった経緯もあるうえ、「VRだけではないMRのコンテンツ体験」「中学生に高専という選択肢を教えてあげられる」等、色々とメリットがあると考えてセッティングしました。松江高専の担当教員、チームメンバーにも快諾していただき今回の研修内容が決定しました。
これらのコンテンツを体験しながら「地元だからできるコンテンツ」というものもある、ということを感じてもらいたかったので、今回の研修タイトルは「島根発の最先端技術コンテンツ体験」と決めました。
ANIMAL CAPTURE
「ANIMAL CAPTURE」は松江高専のチームが制作し、令和元年度「全国高専プログラミングコンテスト」(通称プロコン)で特別賞、企業賞を受賞したHoloLens用コンテンツです。
高専の生徒が参加するプロコンですが、昨年4月頃に生徒から話を受けて、技術的な質問があれば受けるというサポートをし、もう一社、県内のIT企業さんも企画のしかたについてサポートしていました。あくまでも、生徒が質問できる大人、という立ち位置に徹していました。
「ANIMAL CAPTURE」はHoloLensを被り、車いすに乗って体験するコンテンツなのですが、最初に見せてもらった企画が既にそれらの要素を持っており、どのように面白さを追求するかを見守りつつ、ゲーム性の話とか、技術的な話を2回くらいしただけでした。
それが気が付いたら当初の面白さを持ちつつ、万人受けするコンテンツになって完成しており、本選に出場し、受賞していました!【→松江高専による情報】
今後このコンテンツはオープンソースにする予定らしく、色々な意味で面白いコンテンツです。
体験開始!
今回の研修会では、まず私が15分話しました。
私の話は、自己紹介、島根での活動内容、ソフトウェアエンジニアについて、プログラミング教育について、を超駆け足で話してみました。
つづいて高専チームが15分話し、そのあと、1時間の体験時間でした。
「ANIMAL CAPTURE」は一人当たりの時間が多めなので全生徒の体験とは至りませんでしたが、VRどじょうすくいはなんとか全員に体験してもらうことができました。
実は今回のVRどじょうすくい、いつものプラスチック製のザル(テミ)を忘れてしまうという大失敗をやらかしてしまったのですが、学校にあった竹製のザル(テミ)を使わせてもらうことができて、危機回避しました!
養生テープで仮止めした状態で使ってもらう、というその場しのぎではありましたが、プラスチック製より重たいデメリットはあるものの見た目の良さは竹製の方がよいかも、という発見もありました。
感想文
研修会が終わり数日後、学校から手紙が届きました。
中身は、生徒たちの感想でした。10名分の感想文が入っていました。
私が想像していたよりもいろいろな事がきちんと伝わったようで嬉しかったです。