8月8日と9日に二日連続で、松江市内にてVR系セミナーと勉強会が開催され、両イベントに弊社山田が開催側として関わりました。
8月8日(木)VRがもたらす地方の未来
VRセミナー「VRがもたらす地方の未来」は、しまねソフト研究開発センター主催のイベントで、島根県民会館にて開催されました。
まず、東京大学バーチャルリアリティ教育研究センター センター長の廣瀬通孝教授がお話されました。
この講演の始まりのあいさつでマイクがハウリングするトラブルがあり、しかし、廣瀬先生はそれをアイスブレークにしてしまう導入からスタートしました!
デジタルテクノロジーの変遷の話からVRの話まで本当に幅広く、また廣瀬先生の柔らかな口調で興味深く聞けました。
廣瀬先生、本当にこの前後の予定が詰まっており、このあと短い時間でパネルディスカッション、というか、短い質疑応答の時間をいただきました。その回答も本当に丁寧なもので質問いただいた方も喜んでいました。
パネルディスカッションが終わり、廣瀬先生が帰られた後は、同じく東京大学バーチャルリアリティ教育研究センターの青山一真さん(島根出身!)の講演でした。
「VRにおける先端的インターフェース技術」という講演で、青山さんがメインでやっておられる電気刺激によるインターフェイス周りのお話です。
人体への電気刺激の基礎から、現在本当に最先端ではどういうところがまでできているのかを聞くことができました。味覚のコントロール、視覚への電気刺激だけではなく、分泌系の話も出てきました。質疑応答ではその安全性などへの配慮なども含めて分かりやすくお話されました。
質疑応答の後は、GVS(前庭刺激)をVRコンテンツと同期させたデモ、という貴重な体験ができました。
このような感じで、1日目は終了しました。
大人だけではなく、島根高専の生徒や、大学生も参加してくれていて、彼ら彼女らのいい刺激になればいいなー、と思いました。
廣瀬先生と青山さん所属している東京大学バーチャルリアリティ教育研究センターで、今年「トコトンやさしいVRの本」という単行本が出版されました。(当日持って行っていたので、廣瀬先生と青山さんにサインもらいました!)
正直、表紙のイメージほどは「かんたん」ではないですが、ワントピック毎に見開き2ページでまとめているので、VR技術に興味ある方は一通り目を通すのに良い一冊だと思います。
8月9日(金)電気刺激回路とVRコンテンツ開発
2日目は、地域おこしXR研究会としまねソフト研究開発センターの共同主催のイベント「SMCN #04 電気刺激回路とVRコンテンツ開発」です!
開催場所は、今回初めて使わせてもらうHigashi Honzan(松江市東本町)です。本当にかっこよくリノベーションされた場所で、シェアオフィスエリアもあるスペースです!
最初は私(トルクス山田)の話。
最近入手していたLooking Glassの概要とUnityでのコンテンツ制作の話をしました。
先月手元に届いたものの、ほとんどコンテンツ制作に手を出していなかったのですが、今回の発表のために手を付けて分かったことなどを共有しました。(まさにイベントドリブン!)
2番目はotaさんの話。
ESP32の話でした。すごい数のハマりポイント情報を共有してくれて、これからやってみたい人の参考になる話でした!
休憩後、メインのトーク!8日のセミナーでも登壇いただいた青山さんの電気刺激の話を、さらに技術者向けにしてもらいまいした。
自分は電気回路は苦手なのですが、大体どの程度の難しさの事をやっているのか、そういう距離感が見えたのは良かったなー、と思います。
そして、今日のイベントでも、GVS+VRを体験することができ、さらに、なんと「電気刺激回路単体を自分の操作で体験」することができました!
上記写真の右側は私(山田)なのですが、DJっぽいポーズをしているのは踊っているのではなく(w)、キーボード入力で自分の耳横に電気刺激を与えているところです。自分で刺激を与えて、「おー!」と叫んでいるところです。
体験した後、こういうアイディアはどうか、という話をみんなでできたのも楽しかったです。
こんな特殊でエンジニアは最高に喜ぶようなイベントの開催に協力してくれた皆様には本当に感謝しています!
また、こんな勉強会を開催したいと思います!ありがとうございました!