Entapano 2 レビュー

Entapano 2というカメラ機材をお借りすることが出来ました。
概要の説明、セットアップから使い始めるまでのレビューをしたいと思います。
(「Entapano」は「インタパノ」と読むようです)
パノラマカメラの写真に特化したEntapano VRという写真共有サイトを用意してくれているのでそこにアップしたものを本ブログに埋め込んでいます。
Entapano2 パノラマキット

Entapano 2 概要/スペック

250°の魚眼レンズを搭載したデジタルカメラです。
動画撮影は出来ません!いまどきストイックです!
・http://www.entapano.com/jp/c02/
1/2.3インチのCMOSセンサーを搭載。
250度撮影でき、撮影される静止画解像度は14.6Mピクセル(4416×3312ピクセル)。
市販価格は135,000円(Amazon価格)と、コンシューマー向け製品に比べると若干高めです。

最初に撮影した一枚(250度)は次のような感じです。

結構な解像感と広がり感があります!

パノラマキット概要

Entapano2の面白いところはここからです!
このカメラは250°の1眼レンズなので、VRなどで使う全天周画像を撮影しようとしたら2回撮影が必要になります。
そこで、サクサクと2回撮影できるようにパノラマキットが用意されています

お借りしたパノラマキットはちょっとこの商品とは形が違いますが、機能としては同等です。
最大の特徴はカメラの撮像面の真下に一脚のネジ穴があることです。
「2回撮影するなんて面倒」と思いがちですが、撮影していると、むしろ用途によってはこのスタイルがベストだと分かってきました。この説明をしたいと思います。

Entapano2+パノラマキットでの360度撮影

■メリット1
360度撮影の仕組みですが、公式サイトで説明されているようにパノラマキットを使うと、カメラの撮像面を中心に半回転させて2回撮影させることで360度の撮影が可能になります。
(通常、二つのGoProを背中合わせにして撮影する仕組みでは、撮像面(カメラの中の焦点位置)が一致せず、相当トリッキーな仕組みでない限り、物理的にオフセットされてしまいます。)
■メリット2
パノラマキットの一脚を取り付ける穴は、その位置がきちんと撮像面に合っている上に、カメラの上には水準器があるので、一脚の下を地面から離さず、「撮影→クルッと半回転→水準器をチェック→撮影」という流れで撮影できるのです。
でも、THETAのような一体型があるじゃないか、というのもあります。しかし、THETAで撮ると、撮影者が写り込んでしまいます。
2回撮影したとしても、今度は人を消す作業が必要になります。
シャッターボタン等が前にあるので手が入るかな?と思ってしまいますが、全然入らずそのあたりは問題ありません!
■デメリット1
RICOH THETAのようにワイワイしているパーティーのような雰囲気を自分を含めて撮影する、というのはちょっと向いていないかもしれません。
ただ、360度じゃなくてもいい、250度で十分だ、という人はさらに片手で持って撮影しまくる、というのも面白そうです。
■デメリット2
2回撮影すると、必ずそこにタイムラグが発生するので、横の合成部分で動いている景色(車や、人、波打ち際、風に揺れるもの等)があるとスティッチング的に厳しくなります。

2枚の画像を合成

複数枚撮影したものを繋げるのは自分でソフトウェアを使う必要があります
スティッチングソフトといえば「PTGui」が有名で、公式サイトにて詳しく使い方が説明されています。私も既に購入済みだったので試しました。
http://www.entapano.com/entapano2-manual-jp/how-to-use-ptgui/
PTGuiは http://www.ptgui.com/ からダウンロードできます。試用版もありますが、スティッチした画像にスカシが入ります。
有料ライセンスは$96で購入できます。
基本的には(1)2枚の画像を取り込み、(2)レンズの画角設定を250度に設定、(3)クロップサイズを調整、(4)スティッチング後の表示位置を調整して(5)パノラマ書き出し、という5ステップで出来ました。
別メーカーのカメラ2台でスティッチングしたことがあるのですが、そのときと比べると非常に安定して高速なスティッチングができます。これが撮像面が合わせられることの威力か!と関心しました。下の作例も、それ以上のスティッチング微調整はしていません。

作例


上記で表示した250度の撮影画像に、背面側の撮影画像と合わせスティッチングして360度写真としたものです。
反対向きに撮影者の影が映っているのが勿体無いですね。
屋外での撮影時にはこのような影の映り込みに気をつけておきたいところです。
ただ、横向きにしても特にスティッチングが気にならないのところが良いです。


海岸の看板を前に撮影しました。
暗くなってきていたところで、且つ、太陽を正面にうけているのですが、なかなかいい感じに映っていました。
タイルをよく見るとスティッチングが見えますが、それほど気にならず、個人的には満足です。
ホワイトバランスとか露出は固定(?)っぽいので、太陽に向けたものと反対側のものをスティッチングしてもきれいに繋がります。
ただ、Entapano2には液晶等がないので、どのように撮影されているかはPC等に取り込むまで確認できないのがちょっと怖いところです。
このときは自分の影を映さないように、木の陰に入るよう位置取りしていました。


これも海岸を撮影したものです。
こちらも影を映さないように、木陰に入って撮影しました。
結構コントラストが高い風景なのですが、2回での撮影での露出とかは変わっていないのか、きれいにつながっています。
夕方でだんだん暗くなってきたところに日陰になっているところはさすがに細かいところが厳しいですね。


これは海岸横の歩道エリアですが、暗めで、少し風が吹いていた、というのもあり、植物はちょっとつながりが汚目です。
レンズの側面になるので、解像感があまくなるのは、しょうがないですね。

撮影に適している対象

今回はじめて撮影してわかってきたのは、おそらく不動産の撮影にはすごい向いています!
動画である必要がなく、かっちりサクサク撮影したい、という用途に向いている。
液晶等がないので撮影中に確認できない、という問題はありますが、360度撮影するんだからプレビューいらない。ということなのかもしれません。
サクサク撮影していけるし、屋外に比べたら影はあまり気にしなくていいですし。
仕事の合間を縫って、色々と撮影しています!
ここを撮影してほしい、という方がおられましたらご相談ください!

購入した撮影サポート機材

一脚はAmazon Basicのものを買いました。

あと、今回お借りしたパノラマキット下部のネジ穴が、3/8インチとなっていたので、通常の三脚穴(1/4インチ)を3/8インチに変換するネジを買いました。


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